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信用取引で株を現引きするメリット
信用買いをすると証券会社から現物株の購入代金を借りることになり、決済すると担保となっていた現金や代用有価証券を返済して売買損益を受け渡しします。
信用取引で株を現引きすると、買建を決済せずに、借りていた購入代金を現金で支払って現物株を受け取ります。
担保は返還されるという点では売り返済のケースと同じです。
信用取引で現引きするメリットは、金利(日歩)の支払いが無くなることで、長期的な値上がり益を追求するときに有利になるという点です。
買い建ての金利は通常年利3%前後となり、自己資金の約3倍も取引できる信用売買では、例えば1億円のポジションを持つと年間300万円もの金利が口座から差し引かれることになります。
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停止されたり禁止になる場合
信用取引で株を現引きすると、長期投資がしやすくなるというメリットがあるのです。
品受けが停止か禁止になるときというのは、日証金や大証金が株式の調達が難しくなったと判断したときです。
出来高が減少して流動性が低くなるときは、仕手株や材料株で信用取引が過熱していて、空売りの裏付けとなる現物が確保できなくなるリスクが高まったときです。
品受けが禁止になる前には、日々公表や逆日歩の最高料率までの引き上げなどの規制がかかりますので、前もって予想ができるようになっています。
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手数料の違い
現渡しは建てたポジションを決済せずに、保有しているSpot-trading stocksを証券会社などに差し出して、担保とキャッシュを返還してもらう株取引です。
損益には変化がないので、マイナスでもそのまま取引を継続することになります。
品受けと品渡しの違いは、株式を受け取るか、キャッシュを受け取るかの違いです。
現引きすると売却手数料が余計にかかりますので、ほとんどのケースでそのまま売り返済した方が手数料が安くなります。
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手数料を安くしたいなら、短期トレードのうちに早めに投資判断を下して、すぐに決済するかより長めのスパンで保有するかを決定することが大切です。
日計りでも日歩は確実に発生しますので、買い玉を持つ前から決済するまでのイメージを作って、リアルタイムチャートでの予測をたてておきましょう。
日経株価のCME先物やダウ平均株価で地合いを分析して、目先数日後の相場が今と比較してどうなっているかを考えてみましょう。
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