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日経225シカゴ先物におけるフラクタルの見方
日経225のシカゴ先物はNYダウ先物と同じような動きをしますが、ダウ平均30種先物と相関性が強くなったり、NASDAQに対するベータ値が高まったりします。
シカゴ先物清算値には円建てとドル建ての2つの数値があり、日本人投資家は投資資金の授受を日本円で行うために円建てのGlobexシカゴ先物清算値に注目します。
一方外国人投資家はCMEのグローベックスや外国の証券会社で売買するために、世界の基軸通貨であるドル建ての先物の値に注目します。
円建てのリアルタイムチャートではテクニカル分析の結果、先高感が強くても、ドル建てのチャート形状ではまだ上値が重いといったことがよくあります。
チャートの形が改善して需給が良くなって来ていたとしてもそれは日本円のCME日経平均チャートでの話となります。
東京株式市場での売買需要の半分以上は欧州勢、米国筋、シンガポール筋といった外資系証券会社や商品投資顧問業者が占めています。
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MT4のリアルタイムチャートでは欧米の投資家に人気のテクニカル指標であるフラクタル(Fractals)を改造したオリジナルのインディケーターを使用できます。
ほとんど全てのインジケーターはオシレーター系(値幅振幅系)かトレンド系、出来高などの分析を行うボリューム系何れかに分類されます。
しかしNYダウ先物やCME日経225先物の予想にも用いられるフラクタルは何れにも該当しません。
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フラクタル(Fractals)
UPフラクタルは高値の両側にそれよりも低い高値が2つ形成されている場合にシグナルが現れます。
ダウン・フラクタルはその逆で、両側により高い安値が2つある状態に売買サインが出ます。
チャートでの株価予想に用いるダウ理論では、株価の変動は全て上昇波動か下落波動を形成してトレンドが転換するという繰り返しと説明できます。
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テクニカル分析のフラクタルはこのダウ理論をアルゴリズムによって全自動でリアルタイムチャートに表示できるといってもいいぐらいです。
つまり相場の転換点を指し示し、逆張りでのエントリーの好機や順張りでの利食いや損切りタイミングを表しているということになります。
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