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ボックス相場になっている株
株価が特定の価格帯で推移している状態の銘柄は、ボックス相場になっている株といえますのでブレイクアウト手法を試すチャンスになります。
目安としては、日足のローソク足でヒゲ部分を無視してある程度価格帯がまとまっている状態になっているかどうかで判断します。
過去の時系列データでいったんブレイクアウトしたもののフェイラーとなっているパターンを見つけたら、その株のリアルタイムチャートのシグナルは信頼性が低いといえます。
RSIや一目均衡表といった基本的なテクニカル分析に素直に従う値動きになっている株は、ロスカットになってしまう確率が低いです。
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ブレイクアウト手法の有効性
ボックス相場はそれまでの値動きによって株式投資家の注目度が高まっているため、動き出すとボラティリティーが数倍にも拡大します。
小動きだからサヤ取りが難しいと考えていても、ボックス相場から水準が放れれば思ったよりも大きな相場になっているパターンがほどんどです。
ただし、最近は株の初心者の間にもテクニカル面の知識が広がったため、保ち合いからの新しいトレンドラインに沿った順張りの方向感は定まらないことが多くなってきました。
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テクニカル指標は万能ではない
ダウ平均先物のリアルタイムチャートにボックス(Box)を被せてみて、すっぽり覆われるような局面だとレンジ相場になります。
下限に接近したときは逆バリで買いポジションをとることで、次に上限あたりまで値上がりしたときに利益確定できます。
ボックスに着目したトレードのメリットは、ロスカットのタイミングや目安が明確に分かるという点です。
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上がると思って購入したのに、シカゴ日経225先物の急落の影響を受けて、下方にブレイクアウトしてしまったらすぐに損切りすることになります。
ローソク足を見ていると、フェイクやフェイラーと呼ばれるパターンが多いことが分かります。
ヘッド・アンド・ショルダー型の天井形成の途中で踏み上げ相場に移行して売買シグナルがフェイクになるということがかなりあります。
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